PhotoMusic最新版のPhotoMusic®2.5は、PhotoMusic2.0からさらに大幅な機能拡張を行いました。
- 「ミュージックスタイル」機能により、様々な曲調の音楽をワンタッチで作れます。またユーザー独自のスタイルも定義できます
- 画面エフェクトや字幕アニメーションなどの画像処理が大幅に拡張されました
その結果、PhotoMusic2.5はこれまでの芸術分野での応用に加えて、広告・案内・イベントのシステムや、放送メディア・写真サービスなどの幅広い商業分野においても、サイレントな写真を雰囲気に合ったBGM付きに変換して、よりアピールするメディアを非常に手軽に作れるようになりました。
PhotoMusic2.5サンプル
PhotoMusic2.5の特徴
- 写真から音楽を自動生成
- 特許取得済みの音楽自動生成アルゴリズムにより、写真の色彩などを解析して、音楽を自動生成します。そのため写真の色彩的特徴を反映した音楽が作られます。写真は7色に分解され、7つの楽器(音源)と対応しています。さらに、楽器やビート、テンポ、各種のパラメーターを変更することで、より多様で自分の感覚に合った音楽を作成することができます。
- 音楽のロイヤリティ(著作権)の心配が不要
- 無音のスライドショーはインパクトがありません。現在のスライドショーには音楽は不可欠です。しかし、既存の音楽を使用するには、著作権の使用許諾が必要だったり、スライドショーに合った音楽を選択する手間も大変でした。PhotoMusicで自動生成された音楽は、ユーザーが所有する写真を変換したものなので、ユーザーが自由に使うことできます。
※写真がユーザーの著作物でなかったり、権利保持したものではない場合は除きます。 - 写真、色彩、楽譜、音楽による多彩なスライドショー
- PhotoMusicは、写真を図形楽譜に変換し、図形楽譜から音楽を生成しています。メイン画面に表示される色分けされた図形楽譜は、音を視覚的に表現しているため、音楽の特徴の直観的な理解を促します。また、写真の色彩的特徴から生成される様々なエフェクトが用意されており、今までにない写真、色彩、楽譜、音楽を組み合わせた多彩なスライドショーを制作することができます。
- 動画共有サイトやSNSで公開
- 作成したスライドショーは、動画ファイル(MP4、WMV)に保存することができます。YouTubeやVimeoなどの動画共有サイトやFacebookやTwitterなどのSNSに投稿して、仲間や世界中に発信することができます
- 各分野の専門家、芸術家との共同研究によって開発
- 写真、色彩、音楽、デザインなどの各分野の専門家との共同研究により、新しいスライドショー表現を実現するPhotoMusicが完成しました。
PhotoMusic2.5の機能
- デジタル画像の読み込み
- 写真をフォルダからドラッグ&ドロップで写真を読み込みます。1枚だけ写真を読み込んでBGMを付けるような使い方もできますが、数10枚の写真を読み込んで数分間のBGM付きスライドショーを作るような使い方もあります。
- 自動的に音楽に変換
- 写真の色相、明度、彩度の分布を独自のアルゴリズム(日本、米国特許取得済み)で処理して、写真に相応しいメロディを作曲します。併せてビートやベースを付けて音楽を華やかにすることができます。
- 音楽のバリエーション
- 様々な曲調に対応した「スタイル」(ミュージックスタイル)により、同じ写真から様々な種類の音楽を簡単に作ることができます。数10種類の組込みスタイルがありますが、独自の「ユーザースタイル」を作って曲調の範囲を拡張することも可能です。写真ごとに個別のスタイルを適用して変化に富んだスライドショーにすることも、同じスタイルを全部の写真に適用して曲調を統一したスライドショーを作ることもできます。
- 音楽に同期した画像エフェクト
- 写真の色彩的特徴から生成される画像エフェクトが音楽と同期して、スライドショーに様々な変化を付けます。3Dを含む数10種類の画像エフェクトが用意されています。
- 音楽の図形楽譜
- 生成された音楽は図形で表された「楽譜」として確認することが出来ます。
- スライドショー・ムービー
- いろんな表現を加えたスライドショーは最終的に.mp4形式の動画ファイルとして保存することが出来ます。もちろんそれらはそのままYouTubeなどの動画投稿サイトにアップロードすることができます。
- セッション
- 作業途中や完成した「作品」をセッションとして保存できます。セッションを読み出して続きの編集をしたり、他のユーザーとセッションを交換したりすることができます。
- Windows、Macintosh両方のパソコンに対応
- 推奨ハード/OSバージョン
Windows メモリ2GB以上(4GB以上推奨) Windows 7以上(Windows 10推奨) Macintosh メモリ2GB以上(4GB以上推奨) OS X 10.10.4(Yosemite)以上
PhotoMusic2.5の応用
(一部、将来構想も含む)
当初、PhotoMusicは写真家、アーティスト、クリエイターの方々が写真や絵画を使った新しい表現を作るためのツールとして開発されました。もちろんアートの専門家の方だけでなく、一般の方々も撮りためた写真からPhotoMusicでBGM付きのスライドショーを作って家族や仲間に送ることが簡単にできます。
PhotoMusic2.5以降では、このような芸術分野や個人での使用に加えて、広告・案内・イベントのシステムや、放送メディア・写真サービスなどの幅広い商業分野においても、サイレントな写真を雰囲気に合ったBGM付きに変換して、よりアピールするメディアを非常に手軽に作れるようになりました。
また、音楽生成エンジンのWeb API提供、スマホ対応、ストリーミングビデオ入力に対するリアルタイム音楽生成などにも対応を進めており、広報、観光案内、美術館・博物館、イベント、公共システム向けなどに向けたカスタマイズやシステム・インテグレーションにも対応します。さらには、車載や住環境などの組込みシステムにも対応を進めていきます。
- Webページ中の写真や動画をBGM付きに
- YouTube、Vimeoなどの動画サイトはアート作品発表の場として活発に利用されています。PhotoMusicで作ったスライドショー・ビデオはそのままこれらのサイトにアップロードすることができます。一方、最近では多数のBGM素材を提供するサイトが増えており、その素材を使えば写真や動画をBGM付きにすることが従来よりも簡単にできるようになってきました。しかし、PhotoMusicの作る音楽は一味違います。BGM素材として提供される音楽は曲ごとに曲調や楽器、テンポなどが固定されており、何度聴いても同じ音になります。しかし、PhotoMusicでは聴くたびにダイナミックに音楽を変化させることもできます。例えば、時刻によってテンポや長調・短調を切り替えたり、スタイルそのものを切り替えて、同じ写真から生成される音楽を午前、午後、夜でダイナミックに変化させることが出来るようになります。このように、PhotoMusicで動的に生成される音楽は、BGM素材を使う場合とはかなり異なった特徴を持ちます。
- イベントや公共システムで自動的に音楽を作り続ける
- 定点カメラの動画から、季節、イベント、人に流れに応じて変化する音楽を無限に流し続ける、というような応用が考えられます。これも固定のBGM素材では実現できません。
- 車載、住環境などのシステムへの組込み
- 車の自動運転が進展して行ったとき、車内でのくつろぎ方やエンタテイメントも変化していくことも考えられます。例えば、車載カメラから得られる車外の風景動画に 天候・時刻、搭乗者、走行速度、などファクターを加えてリアルタイムに変化するBGMを流し続ける、といった応用が可能になります。
また家庭においても、クラウドに貯めた写真やビデオから、季節、時刻、天気、そこに居る人、活動状況(カウチ、食事、掃除、…) に応じて変化するBGM付きのスライドショーを流す、などのことも考えられます。