写真家・美術家である勝又公仁彦さんの制作してきた40以上の作品シリーズから、未発表の作品を含めた作品集『Compilation of photo series of Kunihiko Katsumata until 201X』(Media Passage)の上巻の発行に合わせた展覧会です。
収録さている15シリーズほどの作品からスライドショー及び映像作品にし、複数のモニター(iPad、iPhone、デジタルフォトフレーム)、プロジェクターを使って、空間を埋め尽くすインスタレーションとして展開されます。
その中に、満月を撮影し続けた写真を、PhotoMusic2.0を使用してスライドショー映像にした作品《hole/mirror》も収録されております。
まもなく会期が終了しますが、お時間のある方は是非ご覧ください。
勝又公仁彦「Polyphonic forest」展
会場:gallery 176
住所:〒561-0851大阪府豊中市服部元町1-6-1
会期:2018年10月26日(金)〜11月13日(火)
開廊時間:13:00〜19:00
企画:gallery 176
ウェブサイト:https://176.photos/exhibitions/181026/
勝又公仁彦(かつまた・くにひこ)
写真家・美術家
静岡県生まれ。早稲田大学法学部卒業。時間・光・場所などをサブテーマに、常に写真の構造に触れるコンセプチュアルな作品展開を続けている。主な受賞に日本写真協会新人賞など。東京国立近代美術館、世田谷美術館、沖縄県立博物館・美術館などに作品収蔵。主な展覧会に「写真の現在2 サイト 場所と光景」(東京国立近代美術館、2002)、「Dwelling」(世田谷美術館主催、2008)、「都市の無意識」(東京国立近代美術館、2013)、「あいちトリエンナーレ2016」(岡崎康生会場、2016)、「写真都市展 ウィリアム・クラインと22世紀を生きる写真家たち」(21_21 DESIGNSIGHT、2018)など。
京都造形芸術大学准教授・多摩美術大学非常勤講師。
現在世田谷美術館で開催中の『東京スケイプInto the City』に出品中(10/21まで)